駿台天文講座 

*講座関連の ブログ もご覧ください.
 3月15,18日:天文遺産の選定『明月記』
 3月11日:日経記事,最果ての雪だるま.

*2019年度前半,月例講座予定
         (6/18更新)
7月20日(土) 17:00~: 月例講座
 国立天文台水沢VLBI観測所 助教 亀谷收先生
 水沢緯度観測所の歴史と文化遺産

 (亀谷先生のご紹介はこちら
 上記のアテルイが置かれているのは,岩手県奥州市水沢の「国立天文台水沢VLBI観測所」ですが,これは1899年に設立された「緯度観測所」が,1988年の国立天文台発足に伴ってそこに統合され,さらに「水沢VERA観測所」,「水沢VLBI観測所」となったものです.
 この旧水沢緯度観測所の4つの建物が,2017年10月に登録有形文化財に指定されました.今回,亀谷先生に,これらの文化財登録の意義,および水沢緯度観測所が日本の天文学の発展に果たした役割などについてお話しいただきます.日本史の教科書にも出てくる「Z項の発見」は,この観測所で行われました.
 ご講演では,ご専門の電波天文学と,それを駆使した水沢観測所のVERA観測についてもお話しいただきます.  


8月17日(土) 17:00~: 月例講座
 一橋大学 名誉教授       中嶋浩一
走っているものは時間が遅れ,長さが縮む
  ― ローレンツ博士の業績と人柄

 相対性理論というと,「動いているものの中では時間が遅れる,長さが縮む」などということが問題となり,この不思議な現象をどう理解するかということが,多くの解説書のテーマとなっています.そしてこれはアインシュタイン博士の業績のように扱われていますが,本当はオランダのヘンドリック・ローレンツ博士が最初に発見したことなのです.
 講演では,この「時間の遅れ」などをどのように理解するかを改めて解説しつつ,発見者のローレンツ博士を紹介したいと思います.ローレンツ博士は,オランダの発展のためにも尽力し,当地では広く尊敬を集めた人です.博士の葬儀の際には,その死を悼んで,オランダの電信電話会社が3分間,通話をストップした,ということです.  


9月21日(土) 17:00~: 月例講座
国立天文台重力波プロジェクト推進室 特任助教
           正田亜八香先生
(仮題)重力波天文学の夜明けとKAGRAの今

 日本の重力波観測装置「KAGRA」は,現在着々と整備が進められ,2019年内には試験観測が始まる予定です.KAGRA は,振動の少ない地下トンネルに設置されていること,極低温で運用されることなど,これまでの米国・イタリアの装置にない最新鋭の設備を有しており,新たな活躍が期待されます.
 正田先生は,これらの装置開発・設置の最前線で活躍しておられる気鋭の若手研究者です.お話しでは,重力波観測の意義,KAGRA の技術の特徴,整備の進展状況,期待される成果などについてお話しいただく予定です.  

 


*講演終了
4月20日(土) 17:00~: 月例講座
 JAXA 宇宙科学研究所 名誉教授 平林久先生
人類の未来と宇宙を考える
  講演要旨(大画面)

5月18日(土) 17:00~: 月例講座
 慶應義塾大学理工学部 教授  岡朋治先生
天の川で「見えない」ブラックホールを探す
  講演要旨(大画面)

6月15日(土) 17:00~: 月例講座
 国立天文台科学研究部 助教 滝脇知也先生
スーパーコンピューター「アテルイII」で迫る宇宙の謎
  講演要旨(大画面)

*各種情報
2017年度月例講座等,記録
2018年度月例講座等,記録
月例講座,全記録(csv ファイル)