11月18日 田崎文得先生 概要紹介
 M87ブラックホールの降着円盤とジェットの撮影

 田崎先生は、ご専門は活動銀河核の観測的研究です。田崎先生の自己紹介のページを要約すると、
 「現在は、国立天文台の VERA も参加する『東アジアVLBIネットワーク (EAVN) 』の運用に携わります。また、全世界的な『イベント・ホライズン・テレスコープ (EHT)』のメンバーとして、画像復元ツールの開発や実際のデータ解析に貢献しています。EHT の広報活動を取りまとめる役割も担っています。」ということです。
 お話しの概要は国立天文台ニュースにあります。これを要約すると、
 「国立天文台などの研究者が参加する国際研究チームは、波長3.5ミリメートル帯で観測する地球規模の国際電波望遠鏡ネットワークを用いて、楕円銀河M87の中心部を詳しく観測しました。その結果、巨大ブラックホールを取り巻く降着円盤の撮影に初めて成功するとともに、ジェットの根元の構造をこれまでで最も高い視力で捉えました。」となります。

 (中嶋記)