ジュニア天文教室、8月20日


*最近の太陽活動
  目立った動きはない。
  彗星が1個、太陽に突入した。

*春の星空
 火星と土星とアンタレスの三角形が、南の空にきれいに見える。

 火星とアンタレスの接近(8月25日)
  星占いでは、何か悪いことが起こると言われている。

 火星探検の映像
  火星探検車「オポテュニティ」が、当初の予定を大幅に超えて
  9年間も活動している。(9年間の活動を9分に)
  → 火星人はいないようだ。

*相対性理論と重力波
 相対性理論が発表されてちょうど100年の今年、それまでなかなか
 観測できなかった「重力波」がついに観測された、という報告が
 あった。これは大事件!

 100年前の相対性理論(一般相対性理論という)は、「時空のゆがみ
 が万有引力をもたらす」というものであった。
 → これを、一円玉を使って実験することができる。
   「表面張力」を使って一円玉を水に浮かべると、近づくと「引力」
   が働くのがわかる。
 → 表面張力によって水面がゆがんでいるのが、「時空のゆがみ」に
   相当。

 → 重力波というのは、時空のゆがみが「波」となって伝わるもので、
   水面のさざ波のようなもの。

 今回重力波を観測した、アメリカの LIGO という観測所(下図)
     


 一般相対性理論の方程式(下図)
    


 → あまりにも難しくて、「理解できる人は世界中で3人くらいだろう」
   と言われた式。
   → 皆さんも数学(算数)をよく勉強して、この式が理解できるように
     なってほしい。