ストーンヘンジ


 「ストーンヘンジ」は,紀元前3000年~2000年のころイギリスで 作られた「環状列石」の遺跡です.環状でなくても大きな石を立てている 遺跡はあちこちにあり,特にフランス北部にはたくさんあります.これらを 「巨石文化」と言います.日本にも「石舞台古墳」のような巨石記念物が あります.
 ストーンヘンジが何のために作られたかというのはナゾであり,まだ はっきりしたことは何もわかっていません.イギリスの天文学者 ジェラルド・ホーキンスという人がいろいろ測量したところ,北東の 方向にある「ヒールストーン」という石が夏至の日の日の出の方向を 示している可能性がある,ということでした.他にもいろいろ天文に 関係のある石の配置が考えられ,これは古代にこよみを作る(季節を知る) ための一種の天文台ではなかったかと,ホーキンスは言っています.
 しかし実際のところ,はっきりしたことはわかりません.