クレータの「光条」について


 上の月面写真でもわかるように,いくつかの大きなクレータには,放射状の 「すじ」が見えます.これは,隕石が衝突してクレータができた時に飛び散った 破片が作った紋様で,「光条」といいます.満月に近い明るい月面でよく見られます.
 上の,今夜の月面の写真(クリックすると拡大)で,中央やや左下の光条のあるクレータは 「コペルニクスクレータ」,右下の大きな光条のあるクレータを「ティコクレータ」と呼びます.
 左下の明るい点は,月面で一番明るいところとして知られる「アリスタルコスクレータ」です.