ジュニア天文教室、5月17日 タイトル: ロケット天文学 講 演 者:  中嶋浩一  ロケット天文学というと、ロケットで地球を飛び出して月や惑星などへ直接行き、それらを直接じかに調べることだと思う人が多いかも知れません。しかし、月や惑星まで行かなくても、ロケットが必要な天文学はたくさんあります。その一つが「大気圏外天文観測」です。宇宙からは、目に見える光以外にも、電波や赤外線、紫外線、X線など、目には見えない光がやってきます。しかしこれらの内、紫外線、X線などは地球大気で遮られてしまい、地表には届きません。そこでロケットで地球大気の外へ出てこれらを観測すると、また新たにいろいろなことがわかります。これらについて、映像を見ながら説明します。