2017年8月19日 第617回 月例天文講座
私たちはなぜ星空案内をするのか?
〜星のソムリエ活動とその目指すもの〜
山形大学理学部物理学科 教授 柴田晋平
サイエンスで何か新しいこと最先端の話を聞きたいという方も多いとおもいます。
私は、パルサーやマグネターの研究をしているのでそのこともおもしろくて、
話してみたい気もしていましたが、一方で、星のソムリエの話もしてみたい
とおもいました。主催者から、物理的な内容の話が続いていたので、
対極の話がおもしろいだろうというご意見もお伺いし、、、対極の話、
なにが対極かは分かりませんが、してみたいと思います。サイエンスの
ことを期待された方には期待はずれかもしれませんがお許しください。
サイエンスは万人にとって心の糧、生きるヒントを与えてくれる
宝だと思っています。科学の好きな人のためでなくて万人のため。
ちょうど音楽や文学が生きる上での糧を与えてくれるのと同じ働き
がサイエンスにもあると思っています。私が科学文化ということばを
使う時の意味はこのようなものです。
星のソムリエ資格認定制度は現在全国30箇所で講座が開かれています。
その仕組みを説明したあと、なぜ広がりがあるのかを考えます。
人間にとっての科学教育の意味を再考し、教材の重要性を述べます。
例として、「地球風船」と「宇宙でいきものが出会うとき」の二つの
ショートトークを紹介します。
[参考](中嶋記)
*右上カットは,
星空案内人 ® 資格認定制度のページより
*
柴田先生ホームページ