回 | 月 日 | 講座題目 | 講師(敬称略) | 参考資料 |
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3月21日(土) 延期時期未定 | (仮題)地球・生命の起源と進化 | 井田 茂 | 講演要旨(準備中) | |
4月18日(土) 10月に延期 | オズマ計画から60年 -地球外文明探査の軌跡- | 平林 久 | 講演要旨 | |
5月16日(土) 11月に延期 | 東京大学・木曽観測所・新広視野動画 カメラ・トモエゴゼン | 諸隈 智貴 | 講演要旨,講演記録 | |
6月20日(土) 1月に延期 | 宇宙が子どもの心に火を灯す | 並木 道義 | 講演要旨 | |
652 | 7月18日(土) | 新しい駿台学園75cm望遠鏡の開発 | 渡部 一浩 | 講演要旨,講演記録 |
8月15日(土) 12月に延期 | 星間ダストと暗黒星雲のお話 | 土橋 一仁 | 講演要旨 | |
654 | 9月19日(土) オンライン | はやぶさ2の初期成果と 太陽系研究の新展開 | 杉田 精司 | 講演要旨 |
655 | 10月17日(土) オンライン | オズマ計画から60年 -地球外文明探査の軌跡- | 平林 久 | 講演要旨 |
656 | 11月21日(土) オンライン | 東京大学・木曽観測所・新広視野動画 カメラ・トモエゴゼン | 諸隈 智貴 | 講演要旨 |
657 | 12月19日(土) オンライン | 星間ダストと暗黒星雲のお話 | 土橋 一仁 | 講演要旨 |
658 | 2021年 1月16日(土) オンライン | 宇宙が子どもの心に火を灯す KUーMA「宇宙の学校」親子による体験学習 | 並木 道義 | 講演要旨 |
659 | 2月20日(土) オンライン | ジョージ・ガモフと ビッグバン宇宙論 | 中嶋 浩一 | 講演要旨 |
660 | 日程注意 3月27日(土) オンライン | シリウスの話 | 竹田 洋一 | 講演要旨 |
講師(敬称略) | 所属 | 参考資料 |
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平林 久 | JAXA 宇宙科学研究所 名誉教授 | 宇宙研,紹介ページ |
諸隈 智貴 | 東京大学大学院理学系研究科・理学部 天文学教育研究センター 助教 | 天文教育研究センター、ホームページ |
並木 道義 | KU-MA 子ども・宇宙・未来の会 会長 | KU-MA ホームページ |
渡部 一浩 | 望遠鏡製作研究家 | 2013年9月講演 手作り望遠鏡製作
2018年8月講演,自作真空蒸着装置 |
土橋 一仁 | 東京学芸大学教育学部 自然科学系 教授 | 暗黒星雲博物館、ホームページ |
杉田 精司 | 東京大学大学院理学系研究科 地球惑星科学専攻 教授 | 杉田研究室ホームページ |
竹田洋一 | 元国立天文台 准教授 | 天文月報記事 |
中嶋 浩一 | 一橋大学 名誉教授 | |
(紹介文は本ページ管理者中嶋の作成になるものであり,講演者との打ち合わせなど により随時変更されます. 以下は, 9月9日 更新のもの.) *4月18日10月17日,平林 久 先生: =========== 昨年度のご紹介文 ============ 平林先生は,電波天文学を中心とした天文学研究で活躍して来られました.JAXA,宇宙 科学研究所におられた時には,大きな電波望遠鏡を宇宙に打ち上げて大規模な電波干渉計 を構成する「VSOP計画」(衛星名は「はるか」)を指揮され,大きな成果を収められまし た.(「電波干渉計」は,複数の電波望遠鏡を束ねて高精度電波観測を行うこと.) 他方でまた,電波望遠鏡を駆使して遠くの宇宙の地球外文明からの信号を探ろうという 「SETI計画」にも関わっておられます. 平林先生は,駿台学園の天文講座などにも長年ご尽力いただいており,先生のお話しに は定評があります.近著『超巨大ブラックホールに迫る―「はるか」が創った3万㎞の瞳 』 など,著書多数. ================================= 地球外文明探査の最初の試みである「オズマ計画」は1960年に行われましたが、2020年は それからちょうど60年という年です。日本でのSETI(地球外文明探査)の中心である平林先生 に、これまでのSETI研究の軌跡を振り返ってお話しいただきます。 *5月16日11月21日,諸隈 智貴 先生 : 東京大学理学部、天文学教育研究センターは、長野県の木曽地方に「木曽観測所」という 天文台を保持・運営していますが、このほどそこの「105cmシュミット望遠鏡」に高感度の CMOSカメラが取り付けられ、運用を開始しました。これは、シュミット望遠鏡の広い視野と 高感度CMOSによって、天空の広い範囲を1秒に2枚という高速度で撮影することができ、これ までほとんど行われていなかった「速い変化の天文現象」の観測を行うことができます。高速 の天文現象として、これまでに、高速度で地球近傍を通過した小天体がいくつか発見されま した。 このプロジェクトの名称は、平安時代末期に木曽地方を中心に活躍した「巴御前」にちな んで「トモエゴゼン」と名付けられています。諸隈先生はこのプロジェクトの中心となって 活躍しておられる方々のお一人です。 *6月20日1月16日,並木 道義 先生: “宇宙を視座に大人が変わる 子どもが輝く 美しい星が生まれる”【子どもと宇宙と未来 をつなぐ】というのが、KU-MAの会のテーマです。"KU-MA" は「子ども・宇宙・未来の会」の 略称です。この会は、全国各地で「宇宙の学校」や「宇宙の教室」など、宇宙に親しむいろいろ な催しを開催してきました。並木先生は現在、この会の会長をされておられますが、今回 KU-MA の活動についてお話しいただきます。 *7月18日,渡部 一浩 先生: 渡部一浩先生には,2013年9月の講座で「手作り望遠鏡製作」というタイトルでお話頂いて います. これは,口径40cmの望遠鏡をすべて手作りされたというお話しでした. また2018年8月 には、反射鏡にアルミの蒸着をするための装置の製作のことをお話しいただきました。 2019年には、北軽井沢の駿台天文台の大望遠鏡 75cm反射望遠鏡で、その制御システムの改良を お引き受けいただきましたが、昨年中にこれが完成し、この望遠鏡でみごとなディジタル写真が 撮影できるようになりました。今回は、この改良プロジェクトについてお話しいただきます。 *8月15日12月19日,土橋 一仁 先生: 宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』に、南天の天の川の「石炭袋」が出てきますが、これは宇宙に発生 した「塵(ちり)」が集まった「暗黒星雲」です。この暗黒星雲の中では、やがて塵が濃密に集 まって「分子雲コア」というものが形成され、さらにそれが太陽のような恒星やその周りの惑星 へと進化して行きます。東京学芸大学の土橋一仁先生は、長年にわたりこの暗黒星雲とそこでの 星形成を研究してこられました。特に、全天にわたる暗黒星雲の分布図の作成は、土橋先生の大 きなお仕事の一つです。この分布図は、上記のリンク、東京学芸大学暗黒星雲博物館のページ で見ることができます。 *9月19日,杉田 精司 先生: 杉田先生(東京大学の理学系大学院、地球惑星科学専攻教授)は、太陽系の惑星の比較研究、 地球と生命の成り立ちの研究、およびこれらの研究のための探査・実験装置の開発、などに関 わっておられます。特に最近は「はやぶさ2」のプロジェクトで、「リュウグウ」への着地・ サンプル採取に関し、運用・管制などの重要な仕事をされました。今年末の「はやぶさ2」の 帰還などもあって、今後は太陽系の研究が大きく発展することが期待されます。まずは杉田先生 のお話で、基礎的なことをしっかり勉強しておきたいと思います。 *3月20日,竹田 洋一 先生: 竹田洋一先生は,恒星のスペクトルを解析して恒星大気の組成や物理状態を調べるとともに、 惑星の存在など恒星の周りの状態や銀河系の化学進化などの関連分野にも及ぶ観測的恒星物理学 を専門に研究しておられます。先生は長年岡山天体物理観測所で観測・研究を行ってこられまし たが、この2020年3月に定年退職されました。この「シリウスの話」は、先生の退職記念講演での お話です。