付録: 人類の未来と宇宙を考える
平林 久
1. 無限のひろがりをもつ宇宙には地球外文明があるだろう。
観測できる宇宙のなかに十分に多くの文明がなければ、確認することができない。
2. まず、その舞台となる宇宙はどんなものか。
138億年前に始まったと考えられるダイナミックな宇宙に、星や銀河が形成され、生命体をつくる要素となる元素が増えてくる。
3. 文明が発生するような環境があるのだろうか。
地球外にはすでに数千もの惑星候補がみつかっている。生命が存在しそうな惑星が見つかり始めている。観測から、太陽系外惑星に生命の存在が証明できるだろうか。
4. 地球外文明からの信号を探すことができるだろうか。
電波探査は60年の歴史があるが、見つかっていない。
電波と光での探査の能力が格段にあがっている。
5. ここで、人間はこれからどうなるのだろうか。
遺伝子改造の先。人工知性体の行く先は? 心、認識は?
超人類への移行はあるのか? バナールの考えた例。
6. 宇宙文明はどんなものだろう。
それは、私たちの未来の延長として考えられるのだろうか。
宇宙文明は何を求めるのか?
自然的、および人為的な滅びの要因を考える。
7. 地球外文明との接近遭遇の可能性があるのだろうか。
星間飛行は現実的なのだろうか。銀河への伝播は?フェルミに答えられるか。
地球文明の責任、進歩に向かわせよう。
私たちは持続しなければならない。