2021年5月15日 第662回 月例天文講座  

太陽磁場の観測

   国立天文台教授  鹿野 良平 先生

 太陽で発生するさまざまな活動現象を理解するには、温度・密度などの現象の状況自体の把握とともに、 現象の要因となったエネルギーの蓄積・伝搬・解放に関わる磁場の把握も重要です。 ゆえに、太陽観測衛星「ひので」をはじめ、世界中の太陽観測衛星や地上太陽観測所が太陽表面磁場を詳しく 観測しています。さらに、より詳しい理解のために上空磁場の観測も試みられており、 観測ロケットによる観測実験CLASPもその一つです。今回、CLASPプロジェクトとその成果を一例として、 太陽磁場の観測で拓かれるサイエンスを紹介します。










[参考] (中嶋記)
*右上図は、国立天文台、CLASP2 プロジェクトのページより