2021年11月20日 第668回 月例天文講座 

火星の地質を調べる
 ― 各国の火星探査と
    火星衛星探査計画MMX ― 

    東京大学教授    宮本 英昭


 火星探査はこの20年ほどで飛躍的に進み、その勢いはますます加速している。1997年より火星は継続的にその場観測が実施されており、 いまこの瞬間も3つのローバが地表で、8個の周回機が火星軌道で観測している。新たな探査計画も進んでおり、 来年はヨーロッパの探査機が、2024年には日本のMMX探査機が打ち上げを予定している。 この講演ではこうした探査の最新成果をご紹介すると共に、演者の専門である地質学的な側面での面白さ、 日本のMMX探査の準備現状や皆で期待している成果について、お話ししたい。


  画像:2024年打ち上げを目指している
  火星衛星探査計画(MMX)のイメージ図
   (image credit: JAXA)。















[参考]  (中嶋記)
*右上の火星の図は、wikipedia より。
JAXA, MMX のページ
宮本先生ホームページ