11月19日 橘 省吾 先生 概要紹介
太陽系の起源をめぐる小天体探査
  小惑星リュウグウサンプルリターン


 探査機「はやぶさ2」は近地球 C 型小惑星リュウグウを探査し,表面二地点でのサンプル採取に成功し,2020 年 12 月に石や砂のサンプルを持ち帰りました.二回の着地で採取された総量 5 g を超えるサンプルは月以遠の天体から持ち帰られた試料として世界最大量です.これらのサンプルには太陽系の起源や進化,地球の海や生命の材料の起源についての情報が今も残っていることが期待されています.講演では,なぜ「はやぶさ2」は小惑星リュウグウをめざしたのか,リュウグウでなにを見たのか,持ち帰られたサンプルはどのようなものだったのか,どんな分析がおこなわれたのか,リュウグウの石は太陽系・地球・海・生命の起源や進化についてなにを語ったのか,また,リュウグウから広がる天文学についてお話ししようと思います.

 (講演者記)