駿台学園、ジュニア天文教室、2018年4月21日 (2018年4月18日更新)
*新年度のごあいさつ
自己紹介
どのようなことをやるか → ホームページを見ながら
*復習(前回のお話)
・太陽はあまりできごとがない.(黒点が少ない.)
・星空のおはなしは,「春分の日」について.
→ 春分の日ってどんな日?
・「ガンマ線」とはなにか.
→ 光とエネルギー
→ 紫外線と蛍光ペンの実験
*太陽黒点(こくてん)など
・SDO衛星(えいせい)黒点画像 → 黒点がぜんぜんない.
→ いろいろなエネルギーの光で見る太陽
・宇宙天気予報(てんきよほう)より、フレア状況(じょうきょう) → ほとんど爆発がない.
*今月の星空
・ステラナビゲータで見る.
→ 惑星(わくせい)が見えてきた.
夕方の西の空に金星(きんせい),東の空に木星(もくせい)
夜中になると土星(どせい)と火星(かせい)
→ 5,6,7月になると,みんなよく見えるようになる.
→ 6月に火星の話をします.
→ 先月はどうだっただろうか?
→ 4月9日明け方に,月,土星,火星が三角形に → 写真
※ 三脚(さんきゃく)があれば,天体写真はかんたんに撮影(さつえい)できる.
*本日の天文講座 「ノーベル賞と天文学」
→ 講演要旨へ.
*「パルサー」のおはなし
・パルサーの発見
1967年にアントニー・ヒューイッシュとジョスリン・ベルによって発見された。
1974年,アントニー・ヒューイッシュがノーベル賞をもらう.
(2006年,冥王星の準惑星降格の説明をするジョスリン・ベル)
・パルサーはどんな星?
→ はやい速度で回転(かいてん)している.
電波や光の「ビーム」を発射(はっしゃ)している.
→ 想像(そうぞう)図1
※ その後の研究で,次のようなものだと考えられている:
想像図2 (国立天文台,シミュレーションプロジェクトより)
・地球は1日1回転,パルサーは1日10万回転!
→ 速く回転すると星はどうなる? → 遠心力(えんしんりょく)でバラバラに!
→ バラバラにならないためには,大きさが小さくて強力な引力(いんりょく)
を持っていなければならない.
→ そのような星で,考えられるのは「中性子星(ちゅうせいしせい)」.
(ブラックホールも引力が強いが,光を出さないので見えない.)
・「中性子星」とは:
→ 大変小さくて大変重たい星.(大きさは普通の星の5万分の1なのに,重さは同じくらい)
→ 密度(みつど)がたいへん大きい.(キャラメル1個で,富士山くらいの重さ!!)
・「中性子」とは:
→ むずかしいので,またの機会に説明.
・パルサーの実験: