駿台学園、ジュニア天文教室、2018年5月19日  (2018年5月13日作成)
*前回の復習  (前回)
 ・パルサーのおはなし.
   パルサーの発見にノーベル賞があたえられた.
   「パルサー」は,普通の星の5万分の1の大きさで,重さはおなじくらい.
   ものすごい速さで回転していて,ピカピカ光っている.
 ・[質問] 毎秒600回も回転しているパルサーは,どうやって見つけるか?
  → アメリカの近くにあるアレシボの巨大アンテナで,ふしぎな電波を出している天体
    をくわしく観測.
  → 回転数を調べるのはわりと簡単. → ラジオのダイヤルと同じ.
  ※ アンテナの画像は https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=48187240 より.
*太陽黒点(こくてん),爆発現象(ばくはつげんしょう)
  ・SDO衛星(えいせい)紫外線(しがいせん)画像
  ・SDO衛星(えいせい)可視光(かしこう)画像 (黒点がすこしある)
 ・宇宙天気予報(てんきよほう)より、フレア状況(じょうきょう) → ほとんど爆発がない.
*春~夏の星空(ほしぞら)
 ・今夜の星空と星座(せいざ) → ステラリウムを見る。 
   19日夜9時,南の空 → カラス座,おとめ座,スピカ,木星(もくせい)
       頭のま上 → 北斗七星(ほくとしちせい),春の大曲線(だいきょくせん)
        東の空 → こと座,おりひめ星(ヴェガ),夏の大三角形(だいさんかくけい)
*宇宙の階段構造(かいだん こうぞう)
 ・アプリケーション,「ミタカ」で宇宙にとび出そう.
 ・階段:第1段:地球                          地球(ちきゅう)
     第2段:月の軌道(きどう)    約100倍
     第3段:水星の軌道        約100倍
     第4段:惑星の世界                      太陽系(たいようけい)
     第5段:オールトの雲    = すいせいの出身地       
     第6段:となりの恒星                      恒星(こうせい)
     第7段:恒星の世界     = スピカ,ベテルギウスなど
     第8段:天の川銀河(ぎんが)= 1000億の恒星のあつまり     銀河系(ぎんがけい)
     第9段:となりの銀河    = アンドロメダ銀河
     第10段:銀河団(ぎんがだん)                  銀河団(ぎんがだん)
     第11段:宇宙のはて     = 見える限界(げんかい)
     ・・・・・・・・                        宇宙
*宇宙の膨張(ぼうちょう)
 ・ハッブルという人が,巨大望遠鏡を使って発見した.
 ・じつはそれよりも前に,ルメートルという人が,計算で宇宙の膨張を発見した.
 ・風船(ふうせん)を使って,宇宙の膨張を実験.
*宇宙の始(はじ)まりと最後(さいご)について
 ・宇宙が膨張している,ということは,むかしは宇宙はとても小さかった.
  → ということは,宇宙には「始まり」があった!
    → これもルメートルという人が最初に考えた.
 ・宇宙の始まりを「ビッグバン」という.
  → ルメートルは「ビッグバンの父」と呼ばれている.
 ・膨張をどんどん続けると,宇宙はどうなるか?
  → 星が見えなくなって,さびしい宇宙に.
    → 最後は?  → 「ビッグリップ」
  おしまい.