駿台学園、ジュニア天文教室、2018年8月18日 (2018年8月19日作成)
*前回の復習,質問への回答
・前回のおはなし
太陽の黒点は大きな「磁力線(じりょくせん)」でできることを説明し,
磁石と鉄粉で磁力線のかたちを作る実験をしました.
・質問: 磁力線が星の自転(じてん)と関係しているならば,自転のない
星には磁力線がないのか?
大体の星は自転しているけれど,それによる磁力線の作用で,自転が遅く
なってくる.自転が大変遅くなっても,磁力線はそのまま残っていると
考えられる.
*太陽黒点(こくてん),爆発現象(ばくはつげんしょう)
→ SDO衛星(えいせい)画像のホームページより
7月20日〜8月16日の太陽
→ 目に見える光で
目に見えない紫外線(しがいせん)で
→ 宇宙天気予報(てんきよほう)より、フレア状況(じょうきょう)
→ 黒点も爆発も、あいかわらず少ない。
*8月の星空(ほしぞら)
→ 望遠鏡を作った後で説明します.
*(工作の前に)レンズの勉強
レンズの種類
●凸レンズ
・度の強い凸レンズ リコー・サイエンスキャラバンのページより
まん中がかなりふくらんでいる
・度の弱い凸レンズ
まん中がすこしふくらんでいるだけ
●凹レンズ
・度の強い凹レンズ
まん中がかなりへこんでいる
・度の弱い凹レンズ
まん中がすこしへこんでいる
→ それぞれけしきがどのように見えるだろうか.
→ それぞれどのように使われるだろうか.
(観察例)
望遠鏡の種類
●ケプラー式望遠鏡
・のぞきあなに度の強い凸レンズをつかう。
●ガリレオ式望遠鏡
・のぞきあなに度の強い凹レンズをつかう。
→ それぞれどのように見えるだろうか.
(観察例2)
*望遠鏡を作ろう(ケプラー式、口径40mm、35倍)
(製品ウェブページより)
*望遠鏡で星を見てみよう
(くもっている場合は,ステラナビゲータで観察)
金星,月,木星,土星,火星
→ それぞれどのように見えるだろうか.