星雲・星団と,星の一生
星(恒星)の世界にも,誕生・成長・成人・老化・死亡というような
「星の一生」があります.
星が誕生するところは,宇宙の中で濃厚なガス雲の塊り,すなわち
「暗黒星雲」であると考えられます.そこでガスが重力で集まって
エネルギーを発し,輝き始めると,それに照らされてまわりのガス雲が
輝き,「散光星雲」になります.
やがて星が次々と誕生すると,まわりのガス雲が吹き払われて
「散開星団」が現れます.オリオン大星雲や干潟星雲を拡大すると,
そのような形成プロセスを見ることができます.
恒星が老化すると,恒星表面のガス体が外部へ流出し,それが
星に照らされて「惑星上星雲」ができると考えられます.
太陽よりも10倍以上大きいような星は,最後には大爆発を起こして
「超新星爆発残骸星雲」を作ります.(太陽は爆発しない,とされています.)
さらに大きい星は,爆発後ブラックホールになると考えられます.