駿台学園,ジュニア天文教室,2021年9月18日  (9月17日更新)



※ホームページの見方について    http://sundai.sakura.ne.jp

◎前回の復習 (前回のページ) *今夜のほしぞらと、金星の見えかたのおはなし。 *「惑星」と「太陽系」、「(太陽)系外惑星探査」のおはなし。
◎今月の太陽黒点 *SDO衛星の画像の観察:    → 8月末~9月の黒点   → おなじ期間の紫外線画像   → 今月は黒点も多くなって、太陽が元気になってきた。(先月と比較)     爆発は、起こりそうだったけれど起こらなかった。(9月7-15日)
◎今月の星ぞら (→ ステラナビゲータ使用)               ※今月の星ぞらは、次のおはなしで説明します。
◎今月のおはなし 「月について」      → 今日のおとなの天文講座のおはなしは「国際天文学連合」のおはなしですが、       それはむずかしいので、ジュニアでは「月」について説明します。 *「お月見」、「十五夜」      → 日本では昔から、秋の9月ころの満月の日の夜を     「十五夜」と言って、ススキやお団子をそなえて     月を鑑賞する習慣があります。今年の十五夜は     9月21日です。     (ステラナビゲータで)(星ぞらも解説) *月の見えかた                       (図の出典は こちら)         → 月の見え方は、小学校理科の勉強。       ・満月は、かならず( 明け方、真夜中、夕方 )に( 西、東、北、南 )のそらに見える。      (ひるまはぜったい見えない。北の方向にも見えない。)  ・満月の反対は 新月 という。         ^^^^^    → 満月を過ぎると、月はだんだん細くなって行き、15日後には完全に見えなく      なってしまう。これを「新月」というが、もともとは、見えなくなったあと      細く見え始めた月を「新しい月」という意味で「新月」と言った。      (ステラナビゲータで)  ・新月を1日目として、3日目の月を 三日月 という。                  ^^^^^^  ・三日月は、いつも( 明け方、真夜中、夕方 )に( 西、東、北、南 )のそらにに見える。  ・西の空の三日月の見えかたは、どれが正しいか?         ※ 昔東大の入試に出た。 *太陽の位置と、月の見えかたの関係   → 三日月の見えかたは、太陽と月の関係を見ればすぐわかる      (ステラナビゲータで実験)  ・三日月や半月のときは、太陽は ななめ から照らしているが、   満月のときは(見ている人の)まうしろ から照らしている。   → ほんとうに まうしろ になると、月は地球の かげ に入ってしまい、見えなくなる。     これを 月食 という。        ^^^^^^  ・新月のときは、月はほぼ太陽の方向にあるので、太陽に照らされている部分は見えない。   → ほんとうに太陽と 同じ方向 になると、月が太陽を隠してしまう。     これを 日食 という。        ^^^^^^        *これらを、地球の外で見ると、右図の  ような関係になる。(中学理科)                           (図の出典は こちら)
*望遠鏡で月を見よう!  → 中川光学研究室ブログの写真    → 海や大陸のようなものが見える。      丸い穴のようなものが、たくさんある。      (ほかにどんなことがわかるかな?)  → ウィキペディアの写真    → 山や谷、山脈のようなものも見える。 → 月世界!      (ピコ山、ピトン山、プラトークレータ、アルプス山脈、アルプス谷) *月の表面のいろいろな地形  ・海(黒い所)    → 凹凸がなく、平(たいら)で海のように見えるが、水はない。      → 溶岩が流れ出して平になり、冷えて固まったのではないか。  ・陸(白っぽい所)    → いくつもの丸い穴が重なり合って、たくさんの凹凸がある。      → 溶岩におおわれなかった古い地形ではないか。  ・クレータ(丸い穴)    → 大きな隕石{いんせき}が衝突{しょうとつ}してできた穴ではないか。       *月はいつも同じ面を地球に向けており、反対側は地球から見えない。  → 1959年、ソヴィエトロシアのロケットが、    初めて月の裏側を撮影した。 (図の出典は こちら)  → 今では月の全体の詳しい地図(月図)ができている。    → 日本の探査機「かぐや」の作成した月図         地図の出典    → 表側には「海」がたくさんあるが、裏側にはほとんどない。    → 裏側の南の部分に、おおきな「盆地」がある(図の青いところ)。      → この盆地の、最近の研究                  図の出典 *なぜ月はいつも同じ面を地球に向けているか?  → 月はこちら側の面の地下に、少し「重い部分」が    あり、それが地球の引力に引かれて、こちら向きになる。        「海」と呼ばれる部分の地下に、重たい物質がたまっているらしい。     → おきあがりこぼし *月世界人はいるか?  → 月には空気も水もないので、月世界人もどんな生物もいない。    (アポロ計画で実際に月へ行き、月の石を持ち帰ってくわしく調べたが、     生物の存在はむり。) (図は Wikipedia より) *これからの月面探査計画  ・アルテミス計画 → 参考ページ  ・日本の月探査  → SLIM計画             (株)ISPACE             月極域探査ミッション  
◎プログラミングの実験 (2)   → 小学校でもプログラミングを!!   → プログラミング教室紹介記事の例 コエテコ   → 自分で学習の例  スクラッチ   ラインエントリー *「ラインエントリー」の実験 (先週の続き)  ・まず ラインエントリー に入る。  ・次に、いちばん上の「ワークスペース」をクリック。    (クリックやドラッグについては、大人の人に聞いてください。)  ・左の図の [スタートボタン] をクリック。  ・(絵の動きが止まったら)図の [ストップボタン] をクリック。    → スタートとストップを何度かくりかえして、観察してみよう。  ※ 先週は、右図の「(10)回繰り返す」「進む方向に(10)移動する」などを書き換えて、    どんなふうになるか、色々実験した。 (再度かんたんに実験)  ※ 今回は、ブロックを付け加えたり、コピーしたり、移動したりして実験。  ・「(10)回繰り返す」のところでマウスを「右クリック」し、「ブロックをコピーする」をクリック。   次に何もないところでマウスを「右クリック」し、「貼り付ける」をクリック。   新しくできた「(10)回繰り返す」の青いブロックを、前の青いブロックの下につける。   左の図の [スタートボタン] と [ストップボタン] をクリックして、動きを観察しよう。  ・新しくできた青いブロックを下の方向へドラッグして、上から切りはなす。   画面中央の「ブロック」の列から、3番目の「動作」(むらさき色)を選ぶ(クリックする)。   下の方の「キャラクターの方向を(90°)回転する」を右へドラッグして、2つの青いブロックの   中間に入れ、ブロックをくっつける(連結する)。   動きを観察しよう。  ・下の「(10)回繰り返す」の青いブロックを下の方向へドラッグして、   「キャラクターの方向を(90°)回転する」から切りはなす。   切り離したものをドラッグして、右下のゴミ箱へ入れる。   最初の「(10)回繰り返す」の青いブロックを下の方向へドラッグして、   「スタートボタンをクリックした時」(緑色)から切り離す。(5行くらい下の方へドラッグ)   画面中央の「ブロック」の列から、2番目の「制御」(青色)を選び、さらに   その右の「(10)回繰り返す」の青いブロックを右の方向へドラッグして、   「スタートボタンをクリックした時」(緑色)の下にくっつける。   (下の青いブロックにはつかないようにする)                     下の青いブロックをドラッグして、上の「(10)回繰り返す」の   青いブロックの中に入れる。 (右図のようになればよい)   動きを観察しよう。  ・最初の「(10)回繰り返す」の青いブロックを下の方向へドラッグして、   「スタートボタンをクリックした時」(緑色)から切り離す。    画面中央の「ブロック」の列から、番目の「ペン」(オレンジ色)を選び、   2番目の「ペンを下ろす」を右へドラッグして「スタートボタンをクリックした時」   (緑色)の下にくっつける。   その下に、下の青いブロックを連結させる。   動きを観察しよう。   ・最初の「(10)回繰り返す」の (10) を (5) にしてみる。   むらさき色の「進む方向に(10)移動する」の (10) を (20) にしてみる。   動きを観察しよう。   ・むらさき色の「キャラクターの方向を(90°)回転する」の (90°) を (144°) にして   動きを観察しよう。  (これらのほかにもいろいろな計算ができるので、またときどき実験してみよう。)  (自分一人でもできるので、実験してみよう。)