金星の見え方と,金星の太陽面通過  概略


*本日の金星と,今後の動き  
 +ステラナビゲータにて(略)
 +惑星現象         > 暦象年表より
 +金星の会合周期
   > 金星の軌道の大きさは地球軌道の約0.7233倍
     > 公転周期 = sqrt(0.7233^3)*365.25日 = 224.7日(ケプラーの第3法則)
     > 角速度差 = 360度/224.7日 - 360度/365.25日 = 0.61648[度/日]
     > 会合周期 = 360度/0.61648[度/日] = 約584日 = 約19ヶ月
         > 内合から最大離角までの角度 = x ,   cos(x) = 0.7233,
          x = 43.7度, 43.7度/0.61648[度/日] = 約71日

 +今後の見え方
   > 外合が8月16日だから,19ヶ月後の6月ころに内合 > 6月6日に日面経過
     > 6月までは宵の明星,6月からは明けの明星
   > 6月6日が内合だから,約71日後の8月15日に西方最大離角 > 半月形に見える
     > この頃「金星食」

 +会合周期と1年の尽数関係: 365.2422×8 = 2921.9376 = 583.92×5.0040 
   > 2004年の8年後にほぼ同じ位置に来る.
   > 半端の 0.0040年は,125倍で反対側,250倍で元と同じ位置に来る
     > 前回の「反対側の日面通過」は,2004年の130年前,次回は2004年の113年後.

 +日面経過は,地球と金星の軌道が交差するところで起こる. > 軌道要素図(Wikipedia より)
   > 昇交点黄経 = 76.654°    > 軌道関係図(Wikipedia より)
     > 春分の日から (76.654/360)*365.24 = 約78日後とその半年後に日面経過が起こる.

 ※軌道傾角: 水星7.0°,金星3.4°,火星1.8°, 太陽赤道7.25°

 ※中学校学習指導要領_理科 (文部科学省,新学習指導要領・生きる力 より)
   > 中学生に,惑星の見え方をどのように指導するか.

*映像・画像集 
 ・金星の満ち欠けと光度 (国立天文台,暦計算室)
 ・日面経過で見える金星の大気 (出典:  )
 ・金星の見え方 (出典:  )

*web 上の資料 
 +Wikipedia 金星日面経過 (よくまとまっている)
 +アストロアーツ,2004年の金星日面経過 (作例集など)
 +Wikipedia 金星