駿台学園,ジュニア天文教室,2024年5月18日
タイトル: 電波望遠鏡で見る宇宙
講 演 者: 中嶋浩一
※ホームページの見方について
http://sundai.sakura.ne.jp
◎前回の復習 (
前回のページ)
*太陽の黒点と爆発
→ 磁力線で起こる。
◎今月の星空
*春の星座と、春の大曲線の見つけ方
・ほぼ頭の真上に「北斗七星」
・東の空に、ひときわ目立つ星「アークトゥルス」(うしかい座)
・南東の空にある明るい星「スピカ」(おとめ座)
→ これらを結んで「春の大曲線」ができる。
・春の星座の代表は「しし座」(明るい星は「レグルス」)
・南の「カラス座」も見つけやすい
(右図は『星ナビ』より)
◎今月の太陽黒点
→ 今月は黒点領域の活動が活発で、爆発が何度も起きた。
4月23日〜5月15日
黒点:
4月21日~5月15日の黒点
紫外線:
5月10〜14日の紫外線画像
5月3日 5月6日 5月11日 5月14日
5月06日00時〜、 5月14日16時〜、 5月15日08時〜 (別図)
→ 爆発すると、太陽からコロナガスの噴出が起こる
ガス噴出
→ コロナガスは地球に届いて、オーロラなどになる。
太陽地球関係 オーロラの出方
新聞にも報道された:(
5月11日、
5月13日、
5月14日)
5月10-14日の爆発状況
◎電波望遠鏡で見る宇宙
*「電波」とは何か?
→ 電気の力と磁石の力が、波となって空間を伝わって
行く。
→ 波の長さを「波長」、波の大きさを
「振幅(しんぷく)」という。
→ 「アンテナ」を作って電流を流すと、電波が発生する。
→ 電波の中に電線を置くと、そこに電流が流れ、
アンテナからの信号を受けることができる。
→
実は「光」も電波のなかま、電波の一種
*「電波」と「光」のちがい
→ 電波は波長が長く、光の波長は(たいへん)短い。
(数m 〜 数cm) (0.001mm)
*いろいろな電波
AMラジオの電波: 波長 300m
FMラジオの電波: 3m
レーダーの電波: 0.03m
(目に見える)光: 0.0000001m
*電波で見た宇宙(本日は省略)
◎電波の実験
*ヘルツの実験
→ 電波の存在を、初めて明らかにした。