◎前回の復習 (前回のページ) *太陽黒点のおはなし *冬至と,日の出日の入りのおはなし *ロケットのおはなし
◎今月の太陽黒点 *SDO衛星の画像の観察: 1月後半~2月始め → 今月は黒点が少なかった. → おはなしは省略.
◎今月の星ぞら → ステラナビゲータで。 今夜の星ぞら → 冬の星座、冬の大三角形、シリウス、ベテルギウス、プロキオン 来月、シリウスのおはなしがある。 カノープス(老人星)のおはなし → 場所と時期、なかなか見えない、見えると長生きする(老人星) 星座は「りゅうこつ座」 「りゅうこつ」とは、船の腹の部分の名前で、「アルゴ船」という大きな船の一部。 もとは「ほ座」、「とも座」と合わせて、大きな「アルゴ座」だった。 「アルゴ座」のおはなし → ギリシャ神話 ステラナビゲータの星座図
◎宇宙のはじまり → 今日のおとなの天文講座は「ビッグバン宇宙」のおはなし。 *「ビッグバン宇宙」とはなにか? → 宇宙はむかし、大爆発とともにはじまり、どんどん膨張{ぼうちょう}して今のような宇宙 になった、という考え。 ※ 宇宙の全体像を、大急ぎで見てみよう → アプリ「ミタカ」 → この宇宙全体が「膨張」していることを、ハッブルという人が 発見した。 → 「膨張」しているということは、昔は宇宙は小さくまとまって いた、ということになる。 → さらに昔には宇宙の大きさはゼロということになり、その時点で 宇宙が始まった、ということになる。 → ほんとうか? どうしたら確かめられるか? *「ジョージ・ガモフ」という人の考え。 ・宇宙が大爆発から始まったとすれば、最初は超高温だったに違いない (10億度!)。 ・それからどんどん膨張して大きくなると、温度はだんだん下がって くるはずだ。 (冷蔵庫は、圧縮{あっしゅく}した気体を急膨張させて冷やす) ・宇宙の現在の温度をはかってそれを逆算すれば、宇宙の始まりの温度が わかる。 ・始まりの温度が10億度以上であれば、まさしく「ビッグバン」で宇宙が 始まった、ということになる。 (もう一つの考え) ・物質はすべて「陽子{ようし}」と「中性子{ちゅうせいし}」という ものからできている。 ・陽子1個で「水素」、陽子2個(と中性子2個)で「ヘリウム」、 陽子6個(と中性子6個)で「炭素」、というように。 ・宇宙の始まりの超高温では、これらの陽子や中性子が、 みんなバラバラになっていたに違いない。 ・膨張して温度が下がってくると、いくつかの陽子と中性子がくっつき はじめて、重水素やヘリウムなどの物質が少しづつできる。 ・現在の宇宙に水素とヘリウムがたくさんあるのは、超高温のビッグバンから物質ができたと いうことの証拠である。 *実際にはどうだったか? → 宇宙の温度は、赤外線や電波ではかる。(体温測定器のように) → アメリカのペンジアスという人とウィルソンという人が、電波で 宇宙の温度をはかった。 (使ったアンテナは、「つの型」アンテナ。) → 結果は、マイナス270℃で、これはガモフの考えにピッタリ合っている。 (※ セッシ-273℃を 0°とする「絶対温度」という温度計があって、これではかると 3°) → 宇宙の中の水素とヘリウムの割合(約 3 : 1)は、ガモフの考えによく合っている。 *結論「宇宙は超高温のビッグバンから始まった!」
◎静電気の実験 ※ 静電気は中学理科2年 p1, p2 (文英堂参考書より). ・静電気のプラスとマイナス 実験例1 電気ふりこ の実験 電気回転コップ の実験 塩ビパイプ の実験 ※ 塩ビパイプはたくさんありますので、駿台学園に取りに来ていただければ お分けします。 月、水、金、の12時~16時、または土曜日の10時~15時に お出で下さい。 おしまい