駿台学園,ジュニア天文教室,2021年4月17日
(オンラインで実施)
はじまり
※ホームページの見方について
http://sundai.sakura.ne.jp
◎前回の復習 (前回のページ)
*今夜のほしぞら > 冬の大三角形,シリウス,ベテルギウス,プロキオン
*シリウスのおはなし > 白色矮星{はくしょくわいせい}
*スペクトル(虹の七色) > スペクトルを見る実験
◎今月の太陽黒点
*SDO衛星の画像の観察:(→ 3月末~4月の黒点)
→ 今回も黒点がほとんどない.
◎今月の星ぞら (→ ステラナビゲータで)
*今夜の星ぞら (右図の出典)
→ 今夜は月と火星が大接近!
→ 冬の大三角形が西の空に
→ 春の星座は,南の空にカラス座,(コップ座),おとめ座(スピカ)
東の空にうしかい座(アークトゥルス)
頭のま上に北斗七星
◎太陽黒点のおはなし
→ 今日のおとなの天文講座は「太陽の研究」のおはなし。
*黒点を観察しよう
太陽の自転 → SDO 衛星の映像(2014年4月)
黒点の大きさ → 地球とくらべる.
黒点の形の観察 → 黒点群の写真(出典,平塚市博物館)
→ 一か所にまとまってたくさんできることが多い(黒点群).
→ 右端と左端に大きな黒点があることが多い.
→ 大きな黒点は「暗部」と「半暗部」がある.
黒点の生成消滅{せいせいしょうめつ}と,形の変化 → SDO 衛星の映像(2014年4月14-16日)
→ 数日でどんどん形が変わる.
黒点の数 → 最近の変化のグラフ (出典,国立天文台)
→ 11年の周期でふえたりへったりする.
→ 400年間の変化のグラフ (出典,wikipedia)
→ 300年前に,黒点が長期間ほとんど出なかった時期があった.
→ 「マウンダー極小」
*黒点はなぜできる?
→(なぜだかわからないが)太陽に大きな「磁石」が発生し,それが黒点になる.
→ 磁石ができると,熱の流れがさまたげられ,温度が低くなる.
→ 温度が低いので,まわりの部分(「光球」という)よりも暗くなる.
→ 黒く見えるが,黒点の部分だけ取り出してみると,赤っぽく光っている.
※ なぜ磁石ができる? → いろいろな説があるが,まだよくわからない.
*黒点に磁石があることはどうしてわかる?
※ 磁石の性質 (小学理科3年生)
・「N極」と「S極」がある. →
磁石の図
(出典
ウィキペディア)
・ N極とS極は引き合うが,同じ極は反発
{はんぱつ}する.
→ 実験
・ 地球も磁石になっていて,N極の引かれる方向が北(north). →
地球の磁石
(出典
理科年表オフィシャルサイト)
・ 磁石には「磁力線」というのがあって,
N極とS極をむすんでいる.
→
磁力線の図
(出典
ウィキペディア)
→ 実験(砂鉄を使う)
→ 特殊な光(偏光)で見ると,黒点のN極とS極がわかる.
→ さらに特殊な光(紫外線)で見ると,磁力線が見える!
→ 4月15日の黒点の図 (SDO衛星のページより)
◎磁力線の実験
おしまい