◎前回の復習 (前回のページ) *今夜のほしぞら > 「夏至{げし}」のおはなし *「星の重さ」のおはなし > 星の重さは「引力の強さ」ではかる。 > 引力の強さは「連星の回転」でわかる。 *「DVD分光器」の製作と実験
◎今月の太陽黒点 *SDO衛星の画像の観察: → 6月末~7月の黒点 → おなじ期間の紫外線画像 ※あまり大きな爆発は起こらなかった。
◎今月の星ぞら (→ ステラナビゲータ使用) *「たなばた」のおはなし。 → 今年の7月7日は、「つゆぞら」で、たなばた星は見え なかった。 → じつは、ほんとうのたなばたは(今のカレンダーの) 7月7日ではない、昔のカレンダー(旧暦{きゅうれき}) の7月7日。 → 今年の「ほんとうのたなばた」は、8月14日。 → ステラナビゲータで、ほんとうのたなばたの星ぞら を見てみよう。 *金星のおはなし → 夕方の西の空に,金星が見えてきた! → 7月12日に、金星と火星と月(細い三日月)が大接近! → 写真1, 写真2 (写真はアストロアーツのページより) → スマホの望遠レンズでもかなり良くと撮影できるので、チャレンジしてみよう。 ・金星はこれから暮れまで、ずっと夕方のそらに見えるが、どのように見えるだろうか? → ステラナビゲータで観察。 → 月のように、だんだん欠けてくる。また、だんだん大きくなる。 → どうして? → 中学校3年生の理科 → 試験問題 (学研、ニューコース問題集、中3理科より) → ステラナビゲータで、軌道を見てみよう。 → 中学校の理科の問題がわかるかな? → 次回、くわしく説明します。
◎今月のおはなし 「巨大フレアと、せいめい望遠鏡」 → 今日のおとなの天文講座のおはなしは、 京都大学の「せいめい望遠鏡」。 *せいめい望遠鏡 → 最近、岡山県の天文台に京都大学の天文学者が 大きな望遠鏡を作った。 → ホームページ → (株)SEIKO の説明ページ ※ 望遠鏡の性能は、レンズまたは反射鏡の直径で 決まる。この望遠鏡は、反射鏡の直径が 3.8m。 ハワイの「すばる望遠鏡」は 8.2m。 → すばる望遠鏡は大ぜいの天文学者がスケジュールに 合わせて使用するので、なかなか自由がきかない。 せいめい望遠鏡は京都大学で自由に使えるので、特定の目的の ために重点的に使える。また、超新星爆発などの突発的な現象 があった時も、1分以内に観測できる。 ※「せいめい望遠鏡」という名称は、平安時代の京都の 天文学者、「安倍晴明{あべのせいめい}」にちなんだ名前。 (右図は、ポプラ社、コミック版日本の歴史(71)、 『平安人物伝 安倍晴明』の表紙) → 観測テーマは、 1)機動性を生かした、超新星爆発などの突発的な現象 のくわしい観測。 2)自由な観測時間を生かした、恒星フレアの探査。 3)可視光と赤外線画像の同時撮影。 4)などなど。
*巨大フレアのおはなし → 「フレア」とは、太陽の黒点のあたりで起こる爆発。 → 小さいものは、ひんぱんに見られる。 → 数カ月に1度くらいで、やや大きな爆発が見られる。 → 画像 → 数年に1度くらいで、オーロラなどの影響のある大きな爆発もある。 → 画像1 画像2 → 記録的な巨大フレア: 1)1859年、キャリントンフレア → ウィキペディア → 黒点の大きさ 2)1989年、カナダに停電を起こしたフレア → ウィキペディア → 他の星では、これらの1000倍以上大きいフレア (上図は京都大学のページより) が起こっているらしい。(右上図) → 京都大学、柴田先生の研究 → 柴田先生の説明 出典 → こんなことが実際に起こったら大変!! → せいめい望遠鏡で研究が始まった。 → 解説記事
◎赤外線の実験 → せいめい望遠鏡は、赤外線観測にも強い。 → 「赤外線」の説明と実験 (図は 横浜市のページより) *リモコンの赤外線を、スマホカメラで見る。近赤外線 *リモコンの赤外線を、赤外線光トランジスタで検出する。 *赤外線温度計と、その原理。遠赤外線