◎前回の復習 (
前回のページ)
*今夜のほしぞらと、金星の見えかたのおはなし。
*「惑星」と「太陽系」、「(太陽)系外惑星探査」のおはなし。
◎今月の太陽黒点
*SDO衛星の画像の観察:
→
8月末~9月の黒点
→
おなじ期間の紫外線画像
→ 今月は黒点も多くなって、太陽が元気になってきた。(先月と比較)
爆発は、起こりそうだったけれど起こらなかった。(9月7-15日)
◎今月の星ぞら (→ ステラナビゲータ使用)
※今月の星ぞらは、次のおはなしで説明します。
◎今月のおはなし 「月について」
→ 今日のおとなの天文講座のおはなしは「国際天文学連合」のおはなしですが、
それはむずかしいので、ジュニアでは「月」について説明します。
*「お月見」、「十五夜」
→ 日本では昔から、秋の9月ころの満月の日の夜を
「十五夜」と言って、ススキやお団子をそなえて
月を鑑賞する習慣があります。今年の十五夜は
9月21日です。
(ステラナビゲータで)(星ぞらも解説)
*月の見えかた (図の出典は
こちら)
→ 月の見え方は、小学校理科の勉強。
・満月は、かならず(
明け方、真夜中、夕方 )に(
西、東、北、南 )のそらに見える。
(ひるまはぜったい見えない。北の方向にも見えない。)
・満月の反対は
新月 という。
^^^^^
→ 満月を過ぎると、月はだんだん細くなって行き、15日後には完全に見えなく
なってしまう。これを「新月」というが、もともとは、見えなくなったあと
細く見え始めた月を「新しい月」という意味で「新月」と言った。
(ステラナビゲータで)
・新月を1日目として、3日目の月を
三日月 という。
^^^^^^
・三日月は、いつも(
明け方、真夜中、夕方 )に(
西、東、北、南 )のそらにに見える。
・西の空の三日月の見えかたは、どれが正しいか?
※ 昔東大の入試に出た。
*太陽の位置と、月の見えかたの関係
→ 三日月の見えかたは、太陽と月の関係を見ればすぐわかる
(ステラナビゲータで実験)
・三日月や半月のときは、太陽は
ななめ から照らしているが、
満月のときは(見ている人の)
まうしろ から照らしている。
→ ほんとうに
まうしろ になると、月は地球の
かげ に入ってしまい、見えなくなる。
これを
月食 という。
^^^^^^
・新月のときは、月はほぼ太陽の方向にあるので、太陽に照らされている部分は見えない。
→ ほんとうに太陽と
同じ方向 になると、月が太陽を隠してしまう。
これを
日食 という。
^^^^^^
*これらを、地球の外で見ると、右図の
ような関係になる。(中学理科)
(図の出典は
こちら)
*望遠鏡で月を見よう!
→
中川光学研究室ブログの写真
→ 海や大陸のようなものが見える。
丸い穴のようなものが、たくさんある。
(ほかにどんなことがわかるかな?)
→
ウィキペディアの写真
→ 山や谷、山脈のようなものも見える。 →
月世界!
(ピコ山、ピトン山、プラトークレータ、アルプス山脈、アルプス谷)
*月の表面のいろいろな地形
・海(黒い所)
→ 凹凸がなく、平(たいら)で海のように見えるが、水はない。
→ 溶岩が流れ出して平になり、冷えて固まったのではないか。
・陸(白っぽい所)
→ いくつもの丸い穴が重なり合って、たくさんの凹凸がある。
→ 溶岩におおわれなかった古い地形ではないか。
・クレータ(丸い穴)
→ 大きな隕石
{いんせき}が衝突
{しょうとつ}してできた穴ではないか。
*月はいつも同じ面を地球に向けており、反対側は地球から見えない。
→ 1959年、ソヴィエトロシアのロケットが、
初めて月の裏側を撮影した。 (図の出典は
こちら)
→ 今では月の全体の詳しい地図(月図)ができている。
→ 日本の探査機「かぐや」の作成した月図
地図の出典
→ 表側には「海」がたくさんあるが、裏側にはほとんどない。
→ 裏側の南の部分に、おおきな「盆地」がある(図の青いところ)。
→
この盆地の、最近の研究
図の出典
*なぜ月はいつも同じ面を地球に向けているか?
→ 月はこちら側の面の地下に、少し「重い部分」が
あり、それが地球の引力に引かれて、こちら向きになる。
「海」と呼ばれる部分の地下に、重たい物質がたまっているらしい。
→
おきあがりこぼし
*月世界人はいるか?
→ 月には空気も水もないので、月世界人もどんな生物もいない。
(
アポロ計画で実際に月へ行き、
月の石を持ち帰ってくわしく調べたが、
生物の存在はむり。) (図は Wikipedia より)
*これからの月面探査計画
・アルテミス計画 →
参考ページ
・日本の月探査 →
SLIM計画
(株)ISPACE
月極域探査ミッション
◎プログラミングの実験 (2)
→ 小学校でもプログラミングを!!
→ プログラミング教室紹介記事の例
コエテコ
→ 自分で学習の例
スクラッチ ラインエントリー
*「ラインエントリー」の実験 (先週の続き)
・まず
ラインエントリー に入る。
・次に、いちばん上の「ワークスペース」をクリック。
(クリックやドラッグについては、大人の人に聞いてください。)
・左の図の [スタートボタン]
をクリック。
・(絵の動きが止まったら)図の [ストップボタン]
をクリック。
→ スタートとストップを何度かくりかえして、観察してみよう。
※ 先週は、右図の「(10)回繰り返す」「進む方向に(10)移動する」などを書き換えて、
どんなふうになるか、色々実験した。 (再度かんたんに実験)
※ 今回は、ブロックを付け加えたり、コピーしたり、移動したりして実験。
・「(10)回繰り返す」のところでマウスを「右クリック」し、「ブロックをコピーする」をクリック。
次に何もないところでマウスを「右クリック」し、「貼り付ける」をクリック。
新しくできた「(10)回繰り返す」の青いブロックを、前の青いブロックの下につける。
左の図の [スタートボタン] と [ストップボタン] をクリックして、動きを観察しよう。
・新しくできた青いブロックを下の方向へドラッグして、上から切りはなす。
画面中央の「ブロック」の列から、3番目の「動作」(むらさき色)を選ぶ(クリックする)。
下の方の「キャラクターの方向を(90°)回転する」を右へドラッグして、2つの青いブロックの
中間に入れ、ブロックをくっつける(連結する)。
動きを観察しよう。
・下の「(10)回繰り返す」の青いブロックを下の方向へドラッグして、
「キャラクターの方向を(90°)回転する」から切りはなす。
切り離したものをドラッグして、右下のゴミ箱へ入れる。
最初の「(10)回繰り返す」の青いブロックを下の方向へドラッグして、
「スタートボタンをクリックした時」(緑色)から切り離す。(5行くらい下の方へドラッグ)
画面中央の「ブロック」の列から、2番目の「制御」(青色)を選び、さらに
その右の「(10)回繰り返す」の青いブロックを右の方向へドラッグして、
「スタートボタンをクリックした時」(緑色)の下にくっつける。
(下の青いブロックにはつかないようにする)
下の青いブロックをドラッグして、上の「(10)回繰り返す」の
青いブロックの中に入れる。 (右図のようになればよい)
動きを観察しよう。
・最初の「(10)回繰り返す」の青いブロックを下の方向へドラッグして、
「スタートボタンをクリックした時」(緑色)から切り離す。
画面中央の「ブロック」の列から、番目の「ペン」(オレンジ色)を選び、
2番目の「ペンを下ろす」を右へドラッグして「スタートボタンをクリックした時」
(緑色)の下にくっつける。
その下に、下の青いブロックを連結させる。
動きを観察しよう。
・最初の「(10)回繰り返す」の (10) を (5) にしてみる。
むらさき色の「進む方向に(10)移動する」の (10) を (20) にしてみる。
動きを観察しよう。
・むらさき色の「キャラクターの方向を(90°)回転する」の (90°) を (144°) にして
動きを観察しよう。
(これらのほかにもいろいろな計算ができるので、またときどき実験してみよう。)
(自分一人でもできるので、実験してみよう。)