駿台学園,ジュニア天文教室,2022年10月15日
※ホームページの見方について
http://sundai.sakura.ne.jp
◎前回の復習 (
前回のページ)
*前回の質問回答補足:
→ 天の川銀河とアンドロメダ銀河の合体の映像
*太陽について:
→ 活発であったが,大きな爆発はなかった.
*今月の星空:
→ 今年は中秋の名月(十五夜)は9月10日で,例年よりも早い.
*地球接近天体の探索(スペースガードのおはなし)
→ 大隕石衝突で,恐竜が絶滅した話,など.
*実験
→ 時間がなかったので,次回に延期した.
◎(特別テーマ)望遠鏡の選び方について
*一般的な天体望遠鏡について
・天体望遠鏡は高価である
→ 右図のようなものでも 30万円くらい.
・天体望遠鏡は操作がむずかしい.
・天体望遠鏡は,天体を見る以外にあまり使いみちがない.
→ 天体望遠鏡は大人になってから。
*入門者用おすすめ望遠鏡 →
国立天文台推薦望遠鏡キット
・5,280円(税込)
・自分で組み立てる
・別にカメラ用三脚が必要
→ 逆さまに見えるので、地上用には向かない.
→ 天頂付近はたいへんみずらい。
*いろいろな用途に使え、天体にも便利な望遠鏡
フィールドスコープ
・「正立像」(さかさまではない)
・「傾斜型」が天体に便利
・カメラ三脚に付けられる
→ 価格がピンからキリまであって、
どれを推薦してよいかよくわからない。
(右図は
Vixen製で、33,000円)
*天体観望用には「赤道儀」が必要
・天体は動くので、追いかける装置が必要
・天体望遠鏡用赤道儀はかなり高価(右上図のものでも20万円くらい)
・(フィールドスコープで使える)「ポータブル赤道儀」がある
(右図は
Vixen製で、68,200円)
・普通のカメラを載せて、星座や天の川を撮影することもできる。
(右下図のような「雲台」が必要)
※天体観望は、見るものが限られている。:
→ 月、木星、土星、金星、火星、2重星、星団、くらい
→ 星雲や彗星などは、大型双眼鏡か、写真撮影が必要
◎今月の太陽黒点
*SDO衛星の画像の観察:
9月後半~10月前半の黒点
9月後半~10月前半の爆発状況
→ 大きな爆発はなかった。
→ 後でまた観察する。
◎今月の星空
*11月8日に「皆既月食」がある。
11月11日に月と火星が大接近。
→ ステラナビゲータ
◎宇宙天気予報
*「宇宙天気予報」とは何か。
→ 太陽表面の爆発現象を観測し、地球への影響を予報する。
→ 世界で協力して行う。 →
ISES
→ 日本では情報通信研究機構
電磁波研究所 宇宙環境研究室、
および
総務省が行っている。
→
宇宙天気予報ホームページ
(国立研究開発法人 情報通信研究機構 電磁波研究所 宇宙環境研究室)
*太陽表面の爆発の観察
・
今月始めの黒点、 およびそこでの
小規模な爆発
・
今年3月始めの、かなり大きい爆発(4月のジュニア天文教室)
*爆発による地球への影響(NHK コズミックフロントより)
・
爆発の映像
・(爆発のもとになる)
黒点の映像
・
黒点と磁力線と草野先生
・
爆発による災害
*宇宙天気予報
・爆発を起こさないようにすることは、人間にはできない。(台風と同じ)
・爆発を観察して、警報を出すことはできる。
→ 宇宙飛行士の放射線は、爆発後30分には到達するので、警報はギリギリ。
→ 衛星への影響も30分頃から被害が出ると考えられるので、緊急警報が必要。
→ 「停電」などの被害を出す「磁気嵐」は、数日後に到達するので、警報が出せる。
・爆発を「予報」することはできないか?
→ 地上の「天気予報」は、最近のスーパーコンピュータによりかなり正確に
予報できるようになった。 →
数値予報(気象庁)
→
磁力線の形から、計算で爆発の様子を予報することを、草野先生が研究している。
◎電流と磁石の実験(小学5年理科)
(右図,出典は『小学まとめ上手理科』受験研究社)
→ 方位磁石(コンパス)の上で電流を流すと,磁針が動く.
→ 電気と磁石は関係がある. → 電磁石
※
地球防衛実験(ナショナルジオグラフィック)