駿台学園,ジュニア天文教室,2022年12月17日
※ホームページの見方について
http://sundai.sakura.ne.jp
◎前回の復習 (
前回のページ)
*流星群について
*はやぶさ2の成果
◎今月の太陽黒点
*SDO衛星の画像の観察:
11月後半~12月前半の黒点
11月後半~121月前半の爆発状況
→ データセンター停止で、データなし。
最近の爆発状況
→ 最近比較的活発に
◎今月の星空
*冬の星座と、ベテルギウスの説明 (→ ステラナビゲータ)
→ 冬の星座(オリオン、おおいぬ、こいぬ、ふたご、おうし)
★おうし座のほしぼし
・ヒアデス星団とプレアデス星団(すばる)
→ 小さな双眼鏡で見るとよい。
(右図は Star*Party のページより)
・アルデバラン
→ ヒアデス星団の中の、明るいオレンジ色の星
ただし、ヒアデスは150光年、アルデバランは
65光年なので、星団の星とは別。
・
プレアデス星団(拡大図)(国立天文台のページより)
→ 宇宙にただよっていた雲の中に、星団が突入した。
・かに星雲 (→ ステラナビゲータ)
→
超新星爆発残骸星雲 (拡大図)
(ハッブル望遠鏡のページより)
(右図は
中日新聞のページ より)
★オリオン座のほしぼし
・三ツ星とこみつぼし(→ ステラナビゲータ)
→ 「三ツ星」は、温度の高い青白い星(数万度)。
→ 「こみつぼし」には「オリオン大星雲」がある。
(
拡大図、国立天文台のページより)
・ベテルギウス
→ 温度が他の星より低い巨大な赤い星(3000°~4000°)。
→ 近い将来「超新星爆発」を起こすと考えられる。
→
ベテルギウスの爆発(NHK)
(右図は
北上イレーネ氏のページ より)
◎「人工知能」について
→ 「人工知能」(略して AI)というのが最近話題になっています。
人工知能とは何でしょうか?天文学でどのように使われるでしょうか?
*「人工知能」とは?
→ コンピュータが、人間と同じように、言葉を読んだり聞いたり話したりし、
また考えたり問題を解いたりすること。最近は小説や論文を書いたり、
絵やアニメなどを画けるようになってきた。
→ 昔は問題を解くのに「いっしょうけんめい考える」ことが中心だったが、
最近はものすごくたくさんの情報を学習して、その知識を用いて考えるように
なった。 → 「機械学習」
→ 「将棋」や「囲碁」の指し手をたくさん学習して、どのように指したら
勝つかを勉強し、強くなって人間にも勝つようになった。
→ 「アルファ碁」
*天文学での応用の一例 「変な銀河を見つける」
・「銀河」とはどんな天体か?
→ 「銀河」とは、もともと「天の川」のことだった。 →
天の川
→ 天の川をくわしく研究したところ、それは
このような形 をした、
ばく大な数の星の集まりであることがわかった。
→ 夜空を望遠鏡で見ると、同じような形をした天体がたくさんある。
そこでこれらをすべて「銀河」と呼ぶことにした。
→ 例:
M51 子持ち銀河(駿台天文部撮影)
M31 アンドロメダ銀河(ウィキペディアより)
・いろいろな銀河
渦巻
{うずまき}銀河 →
棒のない渦巻銀河、
棒渦巻銀河
楕円
{だえん}銀河 →
巨大楕円銀河、
矮小{わいしょう}楕円銀河
不規則銀河 →
銀河の衝突により不規則になったもの
・たくさんの銀河の画像の中から、変な形の銀河を見つける。
→ 近年、大型望遠鏡により、何億個というぼうだいな数の銀河の画像が
得られるようになり、これを人間が手作業で分類するのはむずかしい。
すばる望遠鏡超大型カメラ と
その撮影画像
→ 人工知能による分類が必要。
◎「おえかき人工知能」の実験
* "Stable Diffusion" というソフトがある。
→
デモページ
→
いろいろな画家のスタイルで絵を描いてみる
*アニメキャラクタ画像に特化された "NovelAI Diffusion" というのもある。
→
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