駿台学園,ジュニア天文教室,2022年9月17日
※ホームページの見方について
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◎前回の復習 (
前回のページ)
*太陽について: (省略)
*今月の星空: 8月は土星が良く見える。9月は木星が良く見える。
*前回の質問回答補足: ・銀河の形のいろいろ
・素粒子とは何か
*「ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡」について
*赤外線の実験(赤外線発光素子と受光素子の回路の製作)
*[質問] ・天の川銀河とアンドロメダ銀河の合体について。
◎前回の質問について
*天の川銀河とアンドロメダ銀河の合体の映像
→ 右図はアンドロメダ銀河(
ウィキペディアより)
(図をクリックすると拡大します。)
・秋の星座とアンドロメダ銀河(ステラナビゲータにて)
・合体のシミュレーション映像
→
地球から見た映像(ユーチューブより)
→
一般向け、解説映像(ユーチューブより)
◎今月の太陽黒点
*SDO衛星の画像の観察:
8月後半の黒点
8月後半の爆発状況
◎今月の星空
*9月10日がお月見(中秋の名月、十五夜)だった。
→ 今年は十五夜が早い。 →
国立天文台、解説ページ
(右図は
frame-illust より)
*秋の星座と、アンドロメダ銀河 (銀河合体で説明済み))。
◎地球接近天体の探索(スペースガードのおはなし)
(右図は
英文ウィキペディアより。)
*「恐竜絶滅は巨大隕石の衝突が原因だった」という説。
→ 地球上にたくさんいた恐竜たちは、約6500万年前に突然絶滅した。
これは巨大隕石が地球に衝突したからではないか。
その証拠に、6500万年前の地層に地球外の隕石のものと思われる
物質の地層がある。
→ 巨大隕石の大きさは、約12km、衝突した場所は
中央アメリカ、ユカタン半島付近。
そこには、
巨大なクレータのあとが発見された。
この衝突による爆発は、核爆弾の100万倍以上の巨大な爆発であった。
爆発によって吹き上げられたチリが、長年にわたって地球を覆い、気候が寒冷化し、
恐竜やその他の多くの生き物が絶滅した。 →
ユーチューブ動画
← しかし恐竜が滅びた年代には何万年もの幅があり、絶滅の原因は隕石だけではないと
する説もある。まだよくわからないことが多い。
→ こんなことが今起きたら、人類は完全に滅亡してしまう。また、こんなに大きな隕石で
なくても大災害を引き起こすだろう。
→ 宇宙にただよう巨大隕石をよく調べ、衝突しそうであれば何か防衛策を考える必要がある。
→ 「
スペースガード」(または「
プラネタリーディフェンス」)という仕事。
*世界の
スペースガード:
・ハワイ
ATLAS 観測所
(南米のチリ、南アフリカにも観測望遠鏡がある)
パンスターズ観測所
(たくさんの新しいNEO天体を発見している) →
比較の図
・アメリカ,ニューメキシコ
LINEAR プロジェクト
(1998年に始まり,新彗星や,大きなNEO天体のほとんどを発見した) →
比較の図
・アメリカ、アリゾナ
カタリナ・スカイサーベイ観測所
(レモン山を中心に、3台の望遠鏡がある) →
比較の図
→ スーダンに落ちた隕石を、事前に発見した。
・オーストラリア
サイディング・スプリング・サーベイ
(予算がなくなって、2013年に閉鎖)
・衛星による観測
NEOWIZE衛星
(一時休止したが,再起動して現在活躍中) →
比較の図
・日本
JAXA 美星スペースガードセンター (岡山県井原市)
JAXA 上斎原スペースガードセンター (岡山県苫田郡)
東京大学木曽観測所、トモエゴゼン観測装置
→ NHKテレビ、コズミックフロント、
*これまでに起こった、いろいろな隕石落下。
・8月12日の「火球」 (大きさ 10cm くらい)
→
NHK ニュース
・2008年,アフリカ、スーダンの砂漠に落ちた隕石 (2~5m)
→ 落下前に発見された初めての例 →
ウィキペディア
・2013年,ロシア、チェリアビンスク隕石 (10~20m)
→ 衝撃波
{しょうげきは}で大きな被害を出した. →
ウィキペディア
→
ロシアのニュース映像1,
ロシアのニュース映像2
・1908年,ロシア,シベリア,ツングースカ隕石 (50~60m)
→ 爆風で,東京都と同じくらいの広さの森林が吹き飛ばされた.
→
ウィキペディア
・約5万年前,アメリカ、アリゾナ隕石孔 (30~50m)
→ 直径 1.2km,深さ 200m のクレーターがある.
→
ウィキペディア
*地球をかすめた隕石
→
ウィキペディア
◎電流と磁石の実験(小学5年理科)
(右図,出典は『小学まとめ上手理科』受験研究社)
→ 方位磁石(コンパス)の上で電流を流すと,磁針が動く.
→ 電気と磁石は関係がある. → 電磁石
来月へくりこし