駿台学園ジュニア天文教室,2024年3月16日
タイトル: 地球の気候と太陽
講 演 者: 中嶋浩一
※ホームページの見方について
http://sundai.sakura.ne.jp
◎前回の復習 (
前回のページ)
*宇宙の階段(宇宙の階層構造)
◎今月の太陽黒点
可視光黒点
(3/03 - 3/12)
紫外線
(3/03 - 3/06),
(3/06 - 3/09),
(3/09 - 3/12),
(3/14 - 3/15)
→ 3月10日に、やや大きい爆発があった。
→ 3月15日にも、ループプロミネンスの大きい活動があった。
[参考]
1月1日の爆発 2月22日の爆発
◎今月の星空
*今月は省略
◎今月のおはなし 地球の気候と太陽
*お話のあらすじ:
なぜ冬は寒く夏は暑いのでしょうか?それは、冬は太陽の出ている
時間(日照時間)が短く、夏は長いからですね。それに、夏と冬では昼間
の太陽の高さが大きく違いますね。このように季節によって気温が変わる
のは太陽が空のどこにあるか(天球上の位置)ということに関係してい
ます。ところが同じ季節でも年によって「寒暖の差」(気候の変化)が
あったりしますが、これはどうしてでしょうか?太陽本体の明るさが年
によって変化するのでしょうか?
実は太陽の明るさは「まったく」と言っていいほど変化しません。
気候の変化の原因は地球の方にあります。ある年の冬にたまたま雪が多く降ると、その年の夏は例年
より寒くなる、というように。
ところが最近、「黒点」などの太陽表面の現象の変化が地球の気候に影響を与えているのではないか、
ということが言われ始めています。いったいどういうことでしょうか?いろいろ調べてみましょう。
*太陽黒点の数の増減
→ 黒点は、約11年の周期で増えたり減ったりしている。
2020年3月の黒点 2024年3月の黒点
→ 1650年から1700年ころ、黒点がほとんど出ない年が続いた。
→ その頃世界は大変寒かった。
→
その頃のロンドンのテムズ川 その2
→
現在のロンドン、テムズ川
→ 気温の変化には、11年の増減周期はなさそうだ。
→ 黒点の数は、直接には気温に関係なさそうだ。
宇宙豆知識映像(情報通信研究機構)
◎レンズのお話
*「凸レンズ」と「凹レンズ」
*「望遠鏡」を作る