駿台学園,ジュニア天文教室,2025年9月20日
タイトル: 星の爆発「新星」
講 演 者: 中嶋浩一
※ホームページの見方について
http://sundai.sakura.ne.jp
◎前回の復習
(省略)
◎今月の太陽黒点と、その周りの爆発
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過去の「臨時情報」で見る爆発状況
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黒点の観察
◎今月の星空 9月20日、夜9時

(上図は ステラリウム により作成)
* 「夏の大三角形」がよく見える。

* 「土星」がよく見える。
* 秋の星座の見どころは、ペガススの四辺形とカシオペアの W 型。
* 望遠鏡・双眼鏡で見るなら「アンドロメダ大星雲」。
* アンドロメダ大星雲の拡大。(ステラリウム)
* 土星の拡大。 (ステラリウム)
→ 「環」があまり良く見えない。→ 昨年と比較。 (上図は
科学博物館のページ より)
◎星の爆発と「新星」のお話し 
→ 「新星」= それまで星が見えなかったところに急に星が
出現すること。
→ 実際は、暗くて見えなかった星が急に明るくなって見
えるようになった。
→ 明るくなるのは星の「爆発」。
右図の出典は
日本変光星研究会のページより。
(クリックで拡大)
* 星の爆発
→ 星は「水素の核融合反応」で輝いている。(太陽も同じ)

→ 地球上で「核融合反応」を起こすと「水素爆弾」になる。
水素爆弾映像
→ 星は核融合反応を「制御」(少しづつ反応させること)して
いるので、爆発しないで光っている。
→ 「制御」が効かなくなると、星も爆発する。 → 「新星」
* 星が行っている「制御」
→ 水素の核反応が起こる → 熱が出て水素ガスが膨張する
→ 温度が下がって反応が少なくなる → 爆発が抑えられる
⇒ 星が気体でできていて簡単に膨張するので、爆発しない。
⇒ 簡単に膨張できない場合には爆発する。

* 星が簡単に膨張できないケース
→ 外部から物質がどんどん降り積もって、重くなった場合
→ 「連星」などではとなりの星から物質が物質が流れ出し、
それが降り積もって爆発することがある。
国立天文台の解説 T CrB
→ 内部で物質がどんどん沈殿し、中心部が重くなった場合
→ 大きな星「巨星」では、そういうことが起こり得る。
(太陽の8倍以上重い星)
◎実験観察
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